
≪凡茶の本≫
● 佳句が生まれる「俳句の形」の“紙の本”が出ました!
いつも拙サイト「季語めぐり」をお読みいただきありがとうございます。
左の本は、先日発売した電子書籍(Kindle本):佳句が生まれる「俳句の形」の、オンデマンド (ペーパーバック)の製本版、すなわち“紙の本”です。
「やっぱり本は、紙のページをめくりながら読みたいなあ…」という読者向けに用意させていただきました。
ご購入を検討していただけると幸いです(2019.11.15)。
【追記】 もちろん、より廉価な電子書籍(Kindle本)も継続して販売しております。
●Kindle本はこちら
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佳句が生まれる「俳句の形」
≪NEW:新着季語!≫
【2019年】
09月22日 葡萄(ぶどう) 【秋の季語・植物】
09月14日 月 【秋の季語・天文】
01月06日 露(つゆ) 【秋の季語・天文】
【2018年】
10月07日 秋深し 【秋の季語・時候】
09月25日 鶴来る(つるきたる) 【秋の季語・動物】
ようこそ!! ブログ「季語めぐり 〜俳句歳時記〜」の主宰者、凡茶です。ブログの執筆を通して、俳句の楽しさ、季語と触れ合う喜びを、皆さんと共有できたら幸いです。
≪ 目 次 ≫
※下の一覧のうち、自選俳句を添えてあるものは、近現代の例句を多く掲載したページになっております。それ以外のページも、徐々に例句の豊富なページに改めていく予定です。
<春>
春の季語(時候)
● 暖か 自選俳句: あたたかや津軽訛りの小ちんぴら
● 麗か 自選俳句: 日うらうら海にハモニカ聞かせをり
● 夏近し 自選俳句: 夏近し靴べらと空同じ色
● 春浅し 自選俳句: おばけ沼浅春の雨弾きをり
● 行く春 自選俳句: 行く春や浜に刺さりし忘れ椅子
● 余寒 自選俳句: 不発弾吊られ余寒の土落とす
春の季語(天文)
● 淡雪(あわゆき) 自選俳句: しるこ屋へ淡雪の中待ち合はせ
● 朧(おぼろ),朧月 自選俳句: 僧の首湯船に並ぶ朧かな
● 東風(こち) 自選俳句: トンボロをゆく自転車や鰆東風
● 春の虹 自選俳句: 倭の血引くヴェニスの売り子春の虹
● 雪の果,涅槃雪
春の季語(地理)
● 逃水 自選俳句: 逃水を東京へ押しレノン聴く
● 春の海
● 春の川
● 山笑ふ
● 雪解(ゆきどけ) 自選俳句: 糸取りの祖母逝きにけり雪解雨
春の季語(生活)
● 梅見
● 草餅 自選俳句: 釣銭に五円四枚草餅屋
● しゃぼん玉
● 春愁
● 卒業
● 踏青
● ぶらんこ
春の季語(行事)
● 針供養
● 雛祭り(ひなまつり)
春の季語(動物)
● 鶯(うぐいす)
● 蛙
● 囀(さえずり)
● 桜貝
● 蝶
● 蜷(にな)
● 猫の恋
● 春の蠅
● 引鴨
● 寄居虫(やどかり)
● 公魚(わかさぎ)
春の季語(植物)
● 犬ふぐり
● 梅 自選俳句: 初めての日本髪解く梅月夜
● げんげ(紫雲英)
● 木の芽 自選俳句: 窯の熱パンに残れり木の芽風
● 桜
● たんぽぽ
● 土筆(つくし)
● 菜の花
● 猫柳
● 花
● 蕗の薹(ふきのとう)
● 柳
● 雪間草
<夏>
夏の季語(時候)
● 初夏
● 麦の秋
夏の季語(天文)
● 青嵐
● 青梅雨
● 朝凪(あさなぎ)
● 雷
● 雲の峰
● 薫風
● 白南風(しろはえ)
● 梅雨
● 夏の月
● 夕焼け
夏の季語(地理)
● 青田
夏の季語(生活)
● かき氷
● 草笛
● 扇風機
● 田植 自選俳句: 米軍機深空へ刺さる田植かな
夏の季語(行事)
● 父の日
夏の季語(動物)
● 糸蜻蛉(いととんぼ)
● 河鹿 自選俳句: 河鹿笛聞き湯上りの内緒酒
● 蝸牛(かたつむり)
● 蝉(せみ)
● 飛魚(とびうお)
● 初鰹(はつがつお)
● 蛍(ほたる)
夏の季語(植物)
● 紫陽花(あじさい)
● 新じゃが
● 睡蓮(すいれん) 自選俳句: 睡蓮や雨を喜ぶ女の子
● 筍(たけのこ)
● 薔薇(ばら)
● 万緑 自選俳句: 万緑の端より摘みし薬味かな
● 病葉(わくらば)
<秋>
秋の季語(時候)
● 秋深し 自選俳句: 追ふ蝶も追はるる蝶も秋深き
● 残暑
● 新涼 自選俳句: パレットに恐竜の色涼新た
● 行く秋
秋の季語(天文)
● 秋の一つ星
● 鰯雲 自選俳句:答案の紙飛行機や鰯雲
● 月 自選俳句:月更くや読書しやすき無人駅
● 露(つゆ) 自選俳句:露の玉工場ドスンと始まりぬ
● 流れ星 自選俳句: 漁火の賑はひへ消ゆ流れ星
● 野分(のわき) 自選俳句: 野分まだをり一叢の屋根草に
秋の季語(地理)
● ひつじ田
秋の季語(生活)
● 秋団扇(あきうちわ)
● 芋煮会(いも煮会)
● 豊年
秋の季語(行事)
● 門火(迎火・送り火)
秋の季語(動物)
● 赤とんぼ 自選俳句: シーソーの持ち上げてゐる赤とんぼ
● 蟷螂(かまきり・とうろう)
● 秋刀魚(さんま)
● 鹿
● 鶴来る(つるきたる) 自選俳句:尼寺の出したるごみや鶴渡る
● ばった
● 蜩(ひぐらし)
● 蓑虫(みのむし)
● 虫 自選俳句: 書きかけの譜面を虫の夜の書架へ
秋の季語(植物)
● 朝顔 自選俳句: 朝顔や小橋の多き小京都
● 柿 自選俳句: 柿景色暮れ風見鶏ぎいと鳴く
● 南瓜(かぼちゃ)
● 茸(きのこ)
● コスモス 自選俳句: コスモスや昨日と同じ読書の子
● 西瓜
● 薄(すすき) 自選俳句: 立ち枯れの鳶薄野を見渡せり
● ねこじゃらし
● 葡萄(ぶどう) 自選俳句: 葡萄踏み連山の風届きけり
● 松茸
● 紅葉 自選俳句: 濃紅葉やいつもひとりで笛吹く子
● 林檎 自選俳句: 夕映えへ林檎流るる最上川
<冬>
冬の季語(時候)
● 小春
● 短日 自選俳句: 短日やラの字灯らぬラーメン屋
● 春待つ
● 春近し・春隣 自選俳句: 薬屋に長話せり春隣
冬の季語(天文)
● 初雪
● 冬銀河
● 冬の月
● 冬の虹
● 雪
● 雪女
冬の季語(地理)
● 雪嶺
● 冬田
冬の季語(生活)
● 襟巻・マフラー
● おでん
● 乾鮭(からざけ)
● 炬燵(こたつ)
● 水洟(みずばな) 自選俳句: 自己流の星座を結ぶ水つ洟
● 雪だるま
冬の季語(行事)
● 寒施行
● クリスマス
● 針供養
● 豆まき
冬の季語(動物)
● かじけ猫
● 寒鯉
● 白鳥・水鳥
● 河豚(ふぐ)
● 梟(ふくろう)
● 鮪(まぐろ)
冬の季語(植物)
● 寒椿
● 木守柿 自選俳句: 木守柿母校の校歌聞こえけり
● 早梅・冬の梅
<新年>
新年の季語
時候
● 初春(はつはる)
天文
● 初日
生活
● 双六(すごろく)
● 手毬
● 初写真
● 初夢
● 春着
行事
● 七草粥(七草がゆ)
動物
● 嫁が君
<特別記事>
● 俳句をやらない人でも知っている15の名句 +1
≪おすすめ・俳句の本≫
佳句が生まれる「俳句の形」 凡茶
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■ 当サイトの筆者が執筆した本です!
■ 電子書籍(Kindle本)と製本版(紙の本)から選べます!
上の商品リンクのうち、左が電子書籍(Kindle本)のものです。廉価な商品となっており、購入・ダウンロード後、ただちにお読みいただけるというメリットがあります。Kindle本については、下で説明します。
上の商品リンクのうち、右が製本版(紙の本)のものです。「やっぱり本は、紙のページをめくりながら読みたいなあ…」という方のために用意させていただきました。
オンデマンド (ペーパーバック)という、注文ごとに印刷・製本されるタイプの本です。
いずれかをクリックすると、本著の詳しい内容紹介や目次を見られるAmazonのページが開くので、気軽に訪れてみて下さい。
さて、俳句には、読者の心に響く美しい形というものがいくつか存在します。
例えば、次の名句は、いずれも中七の後ろを「けり」で切り、座五に名詞を据える形をしています。
●凩(こがらし)の果(はて)はありけり海の音(言水)
●ひた急ぐ犬に会ひけり木の芽道(中村草田男)
また、次の名句は、いずれも名詞で上五の後ろを切り、句末は活用語の終止形で結ぶ形をしています。
●芋の露連山影を正しうす(飯田蛇笏)
●秋の暮大魚の骨を海が引く(西東三鬼)
筆者(凡茶)も、名句の鑑賞を通じて、このような美しい俳句の形を使いこなせるようになることで、次のような自信作を詠むことができました。
●糸取りの祖母逝きにけり雪解雨(凡茶)
●露の玉工場ドスンと始まりぬ(凡茶)
この本は、こうした佳句の生まれやすい美しい俳句の形を、読者の皆様に習得していただくことを目的としています。
なお、この本は、前著『書いて覚える俳句の形 縦書き版/横書き版』(既に販売終了)を、書き込み型テキストから「純粋な読み物」に改め、気軽に楽しめる形に書き変えて上梓したものです。
あちこち加筆・修正はしてあるものの、内容は重複する部分が多いので、すでに前著『書いて覚える俳句の形』をお持ちの方は、本著の新たな購入に際しては慎重に検討してください。
●Kindle本について
Kindle(キンドル)本とは、Amazonで購入できる電子書籍のことです。
パソコン・スマホ・タブレットなどに無料でダウンロードできるKindleアプリを使って読むことができます。
あるいは、紙のように読めて目に優しく、使い勝手も良い、Kindle専用の電子書籍リーダーで、快適に読むことも出来ます。
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