小春 (冬の季語:時候)

     小春 小春日 小春日和 小六月

小春
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        デジカメ写真


季語の意味・季語の解説
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 小春、小六月は陰暦十月(神無月=現在の11月頃)の異名ですが、一般的には、立冬を過ぎたあとの、よく晴れて春のように暖かい日々のことを指します。
 俳句でも、そのイメージで詠まれることがほとんどです。


季語随想
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 寒い冬を迎える覚悟を決め、部屋ごとにこたつを作り、家中にストーブを置きました。

 そのあとで、天が授けてくれた小春日和…

 こわばっていた胸の中の何かが、日の光にほぐされていくような感じがします。

 考えるてみると、最近の私は、

 「人にとって一番大切なものは優しさと思いやりなんだ」って、

 自信を持って身近な子供たちに言えなくなっていました。

 こわばっていた胸の中の何かが、ほぐされていくような小春日和、久々に街へ繰り出し、人々の笑顔を見たくなりました。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 小春という季語は暖かさや明るさを連想させ、俳句を詠む人の心も、読む人の心も優しくさせます。
 しかし、その過ごしやすい日和は長続きしないため、どこか「はかなさ」も帯びています。

 季語の持つ暖かさ、明るさ、優しさとも響きあい、はかなさとも響きあうような刹那や景を詠みあげたいものです。

  古家のゆがみを直す小春かな (与謝蕪村)

  村々は茶色に霞む小春かな (建部涼袋)

  海の音一日遠き小春かな (加藤暁台)

  小春日や匙に掬ひし介護粥 (凡茶)

  観覧車より小春日の大東京 (凡茶)

  切抜きの裏に川柳小六月 (凡茶)



≪おすすめ・俳句の本≫

佳句が生まれる「俳句の形」 凡茶
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 さて、俳句には、読者の心に響く美しい形というものがいくつか存在します。

 例えば、次の名句は、いずれも中七の後ろを「けり」で切り、座五に名詞を据える形をしています。

  ●凩(こがらし)の果(はて)はありけり海の音(言水)
  ●ひた急ぐ犬に会ひけり木の芽道(中村草田男)

 また、次の名句は、いずれも名詞で上五の後ろを切り、句末は活用語の終止形で結ぶ形をしています。 

  ●芋の露連山影を正しうす(飯田蛇笏)
  ●秋の暮大魚の骨を海が引く(西東三鬼)

 筆者(凡茶)も、名句の鑑賞を通じて、このような美しい俳句の形を使いこなせるようになることで、次のような自信作を詠むことができました。

  ●糸取りの祖母逝きにけり雪解雨(凡茶)
  ●露の玉工場ドスンと始まりぬ(凡茶)

 この本は、こうした佳句の生まれやすい美しい俳句の形を、読者の皆様に習得していただくことを目的としています。

 なお、この本は、前著『書いて覚える俳句の形 縦書き版/横書き版』(既に販売終了)を、書き込み型テキストから「純粋な読み物」に改め、気軽に楽しめる形に書き変えて上梓したものです。

 あちこち加筆・修正はしてあるものの、内容は重複する部分が多いので、すでに前著『書いて覚える俳句の形』をお持ちの方は、本著の新たな購入に際しては慎重に検討してください


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 俳句は、実際に風景や花などを見ながら勉強すると上達が早いのですが、この本があれば、家に居ながらにして、季節の景物を視覚で楽しみながら、俳句をひねることができます。

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posted by 凡茶 at 02:11 | Comment(0) | 冬の季語(時候) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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