寒椿 (冬の季語:植物)

     冬椿 早咲の椿

寒椿
47冬の季語・植物・寒椿【イラスト】.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 単に椿と言えば春の季語であるが、冬に咲く椿は、寒椿、冬椿、早咲の椿と呼ばれ、冬の季語に分類される。
 雪の降ったあとの庭に咲く真っ赤な寒椿は艶やかでもあるが、寒さに耐えて凛と咲く姿はけなげでもある。


季語随想
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 「花に例えるならば、あなたの好みの女性は、どんな花ですか?」と聞かれたら…

 わたしは、「たんぽぽのような女性が好きです。」と、答えるように思います。

 おそらく日本の男には、似たような答え方をする者が多いのではないでしょうか?

 「野に咲くすみれや、れんげのような女性がタイプです…」のような感じで。

 派手さは無いけど、愛らしく、自分にも手の届きそうな、陽だまりの似合う女性…
 日本の男はそんな女性が好みです。

 ですから、最近、ドラマや映画のヒロインを演じる女優さんは、たんぽぽのような人が多くなったような気がします。

 されど、多くの男は、冬枯れの景色の中に、真っ赤に咲いて人目を引きつける寒椿のような、圧倒的な美しさ、色気をまとった女性に目を奪われるのも事実です。

 殺伐としたこの不況の世に、寒椿のような女優が表れて、しょぼんとして伏し目がちな親父たち心の中に、凛々しかった頃の若さをよみがえらせてほしいものです。

 ただ、あまりに魔性が強く、妖艶すぎて、われら親父を、骨抜きにしてしまっては困りますがね…


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 上の季語随想を読んでいただければわかるように、私は、寒椿という季語には、手の届かない女性の持つ艶のようなものを感じます。

  外湯まで一つの傘で寒椿 (凡茶)

 しかし、それは寒椿という季語の持つ、ほんの一部の印象に過ぎません。
 冬の寒さの中に咲く寒椿には、強さも、いとおしさも感じます。
 また、花の鮮やかな赤と、葉の深い緑からは、何か、日本の美の王道ここにあり、というような感動も受けます。
 いろいろな俳句を作って、いろいろな寒椿の魅力を引き出してみましょう。

 信濃の俳人、小林一茶の次の句には、寒椿の色の鮮やかと、寒さの中に咲く花の健気さが詠まれています。

  火の気なき家つんとして冬椿 (一茶)



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posted by 凡茶 at 01:35 | Comment(0) | 冬の季語(植物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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