炬燵(こたつ) (冬の季語:生活)

     切炬燵(切りごたつ) 置炬燵(置きごたつ)
     電気ごたつ 炬燵蒲団(こたつぶとん)

炬燵(こたつ)
46冬の季語・動物・炬燵猫(こたつねこ)【イラスト】.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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44冬の季語・生活・炬燵(こたつ)(ウェブ).jpg
 かつての炬燵は、室内に畳の半畳ほどの炉を切り、そこにやぐらを立て、ふとんをかぶせる形式のものでした。
 これが切炬燵(切りごたつ)です。

 一方、切炬燵より小さくて持ち運びができる置炬燵(置きごたつ)は、やぐらの中に火鉢を入れることで暖をとりました。

 最近は、電気炬燵(電気ごたつ)が主流で、風情が無くなったとする向きもありますが、身も心もほかほかに温めてくれる、ありがたい家電です。

 いずれにせよ、この炬燵(こたつ)という日本独特の家具を、私(凡茶)は心から愛しています。



季語随想
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 不機嫌な顔を見るのは、すごく怖いことです。

 だから、だれかを不機嫌な顔にさせるかもしれないことをするのには、とても勇気が要ります。

 職を辞して新しいことに挑戦する時にも、すごく勇気が必要でした。
 でも、今は、不機嫌な顔を見る勇気を持つことの方が、それよりもずっと難しく感じられます。

 今日、私は、ある人の不機嫌な顔を見る勇気が持てず、自分の正義感と相反することをして帰ってきました。
 帰ってきた直後、寒くこわばった私の体の中には、重い鉛のような心がありました。

 私はすぐに炬燵(こたつ)にあたりました。
 私にとって炬燵(こたつ)は、ごちゃごちゃした頭の中を整理するための静かな場所であり、静かな時間でもあります。

 やがて炬燵(こたつ)は、体をほぐし、心をほぐしてくれました。
 そして、私は、一つの考え方を得るに至りました。

 不機嫌な顔を見る勇気とはつまり、自分の正しいと信じる道を堂々と歩く気楽さを持つということ。

 勇気とは気楽さである。

 わが家の安い電気ごたつが教えてくれたことです。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 炬燵(こたつ)は、家族団らんが行われる賑やかな(にぎやかな)場となるほかに、一人で物思いにふけったり、本と対話したりする、静かな場ともなります。

 どちらの場合においても、炬燵(こたつ)は、寒い世間から帰ってきたばかりの、こわばった体と心がほぐれていく場であることに変わりありません。

 炬燵(こたつ)という季語を俳句に用いるときは、そんな体と心の「ほぐれ」を上手に表現したいと思っています。
 江戸時代の西沢魚日の句と、私の句を参考にしてください。

  手枕の敷居へかかる炬燵かな (魚日)

  嘘一行ふみに書き足す炬燵かな (凡茶)


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posted by 凡茶 at 02:05 | Comment(0) | 冬の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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