秋刀魚(さんま)
パソコン絵画
季語の意味・季語の解説
==============================
秋刀魚(さんま)は、8月頃北海道近海に現れ、その後徐々に群れを南下させる回遊魚。
日本の庶民の秋の食卓には欠かせない魚である。
脂の乗った身の旨さと言ったら、飯も酒も止まらなくなるほどだが、内臓はほろ苦い。
筆者(凡茶)は骨も炙って酒の肴にする。
季語随想
==============================
秋刀魚はやっぱり焼くと旨い。
すだちを絞って、大根おろしと醤油でいただきたい。
味噌とショウガと生の身をあえて「なめろう」にするもよし。
我が家では、ごま油、すりごま、コチジャンなども加え、韓国風にして食べたりもする。
大学時代は、秋刀魚の蒲焼き丼が学食の名物だった。
からりと揚げて、甘辛いタレに浸したものが丼に乗っけられる。
うな丼にも負けない逸品だった。
こんなに秋刀魚は旨いのに、値段は実に安い。
豊漁の秋などは、五匹が百円で売られてたりする。
もし、魚の名前と値段をまったく知らない人を百人集めてきて、鯛、伊勢海老、大トロ、秋刀魚の味比べをさせたら、秋刀魚が一番人気を集めるかもしれない。
もし、一人当たりGNIではなく、「値段あたり美味さ」なるものが計算できたら、秋刀魚は断トツのトップになるのではないか?
お得な魚である。
ところで、昨今は秋刀魚をめったに食べられない人が増えているようだ。
焼けば秋刀魚の匂いが家中に染みついてしまうからだ。
昔は都会から田舎へ帰省したら、まずは郷土料理が食いたくなるものだった。
しかし、今は実家に帰ったら、何よりも焼いた秋刀魚を食いたくなる男も多いはずだ。
秋刀魚は近いようで遠い存在になってきているのか…?
季語の用い方・俳句の作り方のポイント
==============================
俳句は、十七音という短い詩文です。
ゆえに文字であらわせなかった部分、すなわち言外の情趣が佳句であるか、駄句であるかを左右します。
秋刀魚(さんま)という季語は、俳句の言外に、日本人、それも庶民の日常を描きだす力を持っています。
秋刀魚という季語を積極的に使って、庶民の暮らしの持つ、力強さ、悲哀、したたかさ、優しさなど、いろいろな側面を描いていきたいものです。
秋刀魚焼く合戦の地の端に老い (凡茶)
死に票を投じて来たり秋刀魚焼く (凡茶)
≪おすすめ商品≫
CASIO Ex-word 電子辞書
==============================
■ 俳句関連の充実した電子辞書です!
しかし、今は歳時記入りの電子辞書が登場したおかげで、ずいぶん持ち物が軽くなりました。
例えば、左の電子辞書には、次の歳時記が納められています。
現代俳句歳時記
ホトトギス俳句季題便覧
合本俳句歳時記第三版
ホトトギス俳句季題便覧
合本俳句歳時記第三版
俳人にとっては実にありがたいですね!
また、この電子辞書には、歳時記の他にも、各種の辞典や文学作品等、さまざまなコンテンツが収められていて、とにかく飽きません。
世の中便利になったものです。
季語めぐり 〜俳句歳時記〜 トップページへ
【秋の季語(動物)の最新記事】

