芋煮会(いも煮会) (秋の季語:生活)

     芋煮(いも煮) 芋煮鍋(いも煮鍋)

34秋の季語・芋煮会(いも煮会)【イラスト】.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 山形県や宮城県では、秋になると鉄鍋を持って川原などに出かけ、
石を集めて作った炉の上で、里芋のゴロゴロ入った汁鍋を作り、皆で味わう。

 これを芋煮会(いも煮会)という。

 山形では、里芋、牛肉、茸類の入った、醤油仕立ての芋煮(いも煮)が主流である。

 仙台(宮城)では、里芋、豚肉、野菜類の入った、味噌仕立ての芋煮(いも煮)が主流である。

 双方、地元の芋煮(いも煮)には相当の思い入れがある。
 ゆえに、山形や宮城では、どちらの県の芋煮(いも煮)の方が旨いなどと、軽々しく口にしないようにしたい(^^)。


季語随想
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 学生時代を仙台で過ごした私は、何度か、友人らと芋煮会(いも煮会)を楽しんだ。

 鉄鍋を背負って亀のようになり、ある者は薪を、ある者は一升瓶を携え、大学から河原まで歩いていく。

 そして、適当な場所を見つけて里芋を煮込み、その鍋を囲んで酒を回す。

 友人の中には宮城県人も、山形県人もいたから、豚汁タイプの仙台風いも煮も、すき焼きタイプの山形風いも煮も両方作る。

 このとき、宮城県人には、仙台風も山形風も自然に受け入れ、地元流にこだわらない奴が多かったように思う。

 カレー味やキムチ味など、奇抜ないも煮を作るグループも多かった。

 でも、山形県人には、かたくなに山形流を推す奴が多かった。
 山形県人にとっては、仙台風は、いも煮ではなく、ただの豚汁らしい。

 いも煮について熱く持論を展開する山形県人は、じつにかわいかった。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 芋煮会(いも煮会)という季語は、それだけで、よく晴れた空、広々として気持ちの良い川原、鍋を囲む人々の笑顔、東北地方ののんびりした空気を連想させます。

 ですから、芋煮会(いも煮会)の中で発見した、ほんのささいなことでも、そのまま言葉にしてやったら(写生したら)、それだけで、なかなかの俳句が出来上がります。

  親子して余るあごひも芋煮会 (凡茶)



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posted by 凡茶 at 01:12 | Comment(0) | 秋の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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