雪嶺 (冬の季語:地理)

     せつれい ゆきね

雪嶺 〜八ヶ岳連峰〜
43冬の季語・地理・雪嶺(八ヶ岳連峰).JPG
        デジカメ写真

雪嶺 〜北アルプス南部〜
43冬の季語・地理・雪嶺(北アルプス南部).JPG
        デジカメ写真


季語の意味・季語の解説
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 雪嶺とは、雪を被って白くなった山脈の稜線のこと。

 多くの歳時記で「雪嶺」は「冬の山」という季語の副題とされている。
 しかし、冬山、雪山、枯山など、他の副題が「墨絵」に描きたくなるような静かな山を連想させるのと、雪嶺は明らかに趣が異なっている。

 雪嶺という季語は、背後の鮮明に色づいた空(時には真っ青な空、時には赤く色づいた空)を連想させ、静かさというよりは、鋭さと清々しさを感じさせる。
 
 漢字一字を当てるならば、冬山、雪山、枯山が「幽」であるのに対し、雪嶺は「瞭」ということになると思う。 


季語随想
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 雪嶺を仰ぐと、心が引き締まる。

 雪を被ってくっきりとした稜線を見ていると、体の中が冴えて、気持ちが凛としてくる。

 雪嶺を仰ぐと、垢のついた心が研かれ、鋭い光が生き返ってくる。

 今日、私は、「自らの夢に挑むことへの罪悪感」という心の垢を落とすために…

 雪嶺の見える丘に立っている。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 雪嶺という季語は、白くて美しい稜線のほかに、峰々の背後に広がる鮮明な空、山と自分との間に満ちている冴えて清々しい大気などを連想させます。

 どのような言葉(事物)を取り合わせれば、この季語が生きるか、あれこれ試してみましょう。

 ピタッとはまる言葉(事物)が見つかると、俳句も、自分の気持ちも爽快になります。

  雪嶺や試飲ワインのグラス干す (凡茶)
      干す=飲み干す。

  雪嶺星水切り石を湖が飲む (凡茶)
      雪嶺星=ゆきねぼし。 湖=うみ。 



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posted by 凡茶 at 01:16 | Comment(0) | 冬の季語(地理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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