針供養(はりくよう) (春・冬の季語:行事)

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針供養
15春の季語・行事・針供養【イラスト】.jpg
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季語の意味・季語の解説
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 針を休ませるために針仕事を控え、折れた古い針があれば供養する行事。
 柔らかい豆腐やこんにゃくに刺すことで、日頃よく働いてくれる針や役目を終えた針をいたわる。

 供養する針は近くにある淡島神社に納めるが、その本社は和歌山県の加太の淡島神社である。
 関東では立春後の二月八日に行う地方が多く、中部以西では年内の十二月八日に行う地方が多いため、春季の季語としても、冬季の季語としても用いられる。

 針を持って神社に来る人はおおむね着飾っており、華やかな気分になる行事でもある。


季語随想
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 和裁、洋裁をなりわいとしている人は別として、一般家庭においては、針仕事などほとんどしない人が増えているのではないだろうか?
 私の子供の頃は、肘や膝に継ぎ当てをしている人が多かったが、今はほとんど見ない。
 家でところどころを縫ったような服は、今の時代、恥ずかしくて子や夫に着せられないのだろう。

 昔は、一着の服を何度も繕いながら大切に着続けたものだが、今は、流行が変わるたびに新しい服を購入し、古い服はどんどん捨てていく時代である。
 かつて針供養と言えば、毎日のように使う針を休ませてやる行事であったが、やがて、針供養の日は、ふだん使わない針に、たまには活躍の場を与えてやる、そんな日になってしまうのかもしれない。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 針供養という季語は、神社が用意した豆腐・こんにゃくに刺さるカラフルな待ち針、着飾ってそれを納めに来た婦人や職人、針に感謝する人々のまごころなどを、たった一言で連想させます。
 ですから、さりげない物やことがらを季語と取り合わせてやるだけで、十分味のある俳句になると思います。

  手荷物を花屋に預け針供養 (凡茶)

  結ひあげし幼馴染みや針供養 (凡茶)


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posted by 凡茶 at 03:57 | Comment(0) | 春の季語(行事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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