しゃぼん玉 (春の季語:生活)

     シャボン玉 石鹸玉 しやぼん玉

14春の季語・生活ーしゃぼん玉.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 しゃぼん玉は春の季語とされる。
 ストローや麦わらの先に石鹸水を付け、反対側から息を吹き入れてやると、透き通った玉が無数に飛びだしてきて、なんとも春らしい。


季語随想
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 自分を叱ったあとは、しゃぼん玉を飛ばしながら、心を整理するのもよい。

 自分を叱ったばかりの、心の中にどっしりと鉛が居座っている間は、ただただ風に飛ばされるしゃぼん玉を眺てやるのもいいだろう。
 無数のしゃぼん玉を風に流し、最後の一つが壊れて無くなるまで、黙って見つめてやる。
 それを、何度となく繰り返すのだ。

 自分を叱ってから少し時が経ち、心の中が軽くなってきた頃には、ストローにゆっくり息を吹き入れ、大きなしゃぼん玉を作ってみるのもいいだろう。
 子供の頃にはできなかったような大きなしゃぼん玉を、無心になって作ってみるのだ。
 知らず知らずのうちに、そのいびつな形や、ゆっくりとした動きに、心がほぐされるだろう。

 相手を蔑むことで自分を大きく見せようとしたり…
 立場の強い人間にはできないことを、立場の弱い人間に対してしてみたり…
 他の人を味方につけて、誰かを苦しめるようなことをしてみたり…

 後でそんなみじめな自分の姿に気がついて、情けない自分を叱ったあとには…
 しゃぼん玉を風に飛ばしてみるのもよい。

  屑鉄に腰掛けて吹くしやぼん玉 (凡茶)


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 しゃぼん玉は美しいのですが、すぐに壊れて無くなってしまいます。
 ですから、美しさの背後に、しみじみとした「悲しさ」、「あはれ」があります。
 次の俳句は、しゃぼん玉という季語の持つ「悲しさ」「あはれ」を意識して詠んだものです。

  金網のしやぼん玉割ることごとく (凡茶)

 ですが、あっけなく壊れて消えてしまうしゃぼん玉の最後を、美しいものが元気よく弾ける一瞬と捉えたらどうでしょう。
 そのように捉えながら俳句を詠むと、希望に満ちた一句が生み出されるかもしれません。

  丘に風町を目掛けてしやぼん玉 (凡茶)


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正風俳句かるた
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■ 「かるた」が開く俳句の扉!

 実は、「俳句かるた」が私(凡茶)と俳句の出会いでした。

 幼い頃、一茶の俳句を集めたかるたを親に買ってもらい、絵札のユーモラスなイラストが気に入って、繰り返し遊んだことを覚えています。
 そして、自然と一茶の俳句が好きになっていきました。

 その記憶があったから、大学で俳句会勧誘の貼りビラを見たとき、迷わず、入会を決めることが出来たのだと思います。

 ここで紹介している「正風俳句かるた」は、私が子どもの頃買ってもらったかるたではありませんが、季節感あふれる美しい絵札はきっと子どもたちの関心を引き付けることでしょう。

 また、実際に読みきかす俳句を含め、同じ文字で始まる四季の俳句を並べた字札は、きっと子どもたちの前に、俳句の扉を自然と開いてくれることでしょう。

 あるいは、童心に帰って、俳句仲間とかるたを楽しんでみるのもいいかもしれません。いい運動にもなりますしね。



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posted by 凡茶 at 22:31 | Comment(0) | 春の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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