飛魚(とびうお) (夏の季語:動物)

    トビウオ  飛び魚  とびの魚
    つばめ魚  とびら  あご

26夏の季語・動物・飛魚(トビウオ).jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 飛魚(トビウオ)は、亜熱帯から温帯にかけての海に分布し、日本近海にも30種ほど生息している。

 極めて大きな胸ビレと腹ビレを持つため、100〜200m、場合によっては400m近くも空中を飛ぶことができる。

 空を飛ぶ理由には諸説あるが、マグロのような大きな魚から逃れるためだとか、寄生虫のかゆみを和らげるためだとか言われる。
 また、船の接近に驚いて、飛ぶこともしばしばある。

 九州では「あご」と呼ばれ、干物に加工される。
 よいダシが出るので、わが家でも「あご」のダシ醤油をよく取り寄せて、吸い物などに用いる。


季語随想
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 時には海中を泳ぎ、
 時には空中を飛ぶ。

 トビウオのように、状況に応じて、我が身の進め方を自由に変化させられたら…
 従来のやり方に固執なんかせずに、我が身の進め方を柔軟に変化させられたら…

 もっと早くに夢を実現できたかもな。
 未来のために犠牲にするものも少なかったかもな。
 
 自分の人生を取り巻く海や空に…
 もっと楽しさを見いだせていたかもな。
  
 
季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 飛魚(トビウオ)は、海を飛び出して空を舞う魚です。
 ゆえに、飛魚を季語として用いれば、その俳句には光る海と青い空が必然的に描かれます。

 あとは、その光る海と青い空という布地に、どんなワンポイントを添えてやるかです。

  飛魚や瀬戸の小島へ錠前師 (凡茶)
      錠前師=じょうまえし。

  飛魚の群椰子の実をとらへけり (凡茶)
      椰子の実=やしのみ。

  飛魚や男寝てゐる先の船 (凡茶)



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posted by 凡茶 at 03:44 | Comment(0) | 夏の季語(動物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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