おすすめ・俳句の本 ≪入門・実践系≫

 「ああ、勉強になったなあ…」
 私が読んでみて、実際にそう思った本を中心に、俳句の腕を磨くための一冊を紹介します。


俳句の入口 〜作句の基本と楽しみ方 藤田湘子著
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■ 俳句はリズムである… 大切なことを教えてくれた一冊です。


 左の本に出会うまでは、伝えたいこと、表現したいことを無理やり五七五の定型に詰め込むような俳句作りをしていました。

 つまり以前の私にとって、定型は約束事だから仕方なしに守る制約にすぎなかったのです。

 しかし、この本を読んで、俳句は韻文であり、大切なのはリズムであることを知ると、定型、切れ字等の大切さが少しずつわかるようになっていきました。

 「意味」から「音」へ!
 私の俳句に対する意識を大きく変えてくれた一冊です。




カラー版 初めての俳句の作り方
―写真を見ながらすぐ句作ができる
 石 寒太
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■ 写真を見ながら俳句を勉強できる画期的な入門書です!


 俳句のきまりごとや技術的なこともしっかり学べる入門書ですが、この本の最大の長所は、写真が豊富であるという点です。

 俳句は、実際に風景や花などを見ながら勉強すると上達が早いのですが、この本があれば、家に居ながらにして、季節の景物を視覚で楽しみながら、俳句をひねることができます。

 今、大人気の一冊です。




俳句で楽しく文語文法 山西雅子著
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■ 文語文法を学ぶことと、俳句を鑑賞することが同時に楽しめます!

 文語文法(古語文法)の得意、不得意は、俳句の世界に足を踏み入れるか否かを決める際、結構、気持ちを左右するものです。

 私も理系学生でしたから、大学の俳句会に入る前、文法も知らずに俳句なんか始めても恥をかくかもしれないと、少し躊躇しました。

 左の本は、古今の俳句を例にとって、文語文法をやさしく丁寧に解説してくれる本です。私のような文語文法に自信のない俳人の、心強い味方です。




新20週俳句入門 藤田湘子著
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■ どこに出しても恥ずかしくない俳句を詠めるようになる本です


 昭和63年に出された旧版『20週俳句入門』があまりにも優れた俳句の指導書であったため、平成12年に改めて出版されたのが、この『新20週俳句入門』です。

 この本は、

  〔型・その1〕 季語(名詞)や/中七/名詞
  〔型・その2〕 上五/〜や/季語(名詞)
  〔型・その3〕 上五/中七/季語(名詞)かな
  〔型・その4〕 季語/中七/動詞+けり

 の4つの型を、俳句を上達させる基本と型として、徹底的に読者に指導してくれます。

 これらをしっかり身につけると、どこに出しても恥ずかしくない俳句を詠めるようになるでしょう。

 王道の俳句を目指す人も、型にとらわれない斬新な俳句を目指す人も、一度は読んでおきたい名著です。

 なお、平成22年にも、藤田氏の“20週”の本が刷られたようなので、こちらも下に紹介しておきます。






俳句がうまくなる100の発想法 ひらのこぼ著
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■ 似たような俳句ばかり作るようになってきたと感じたら、読むべき本です。


 この本の目次に並ぶタイトルから、ほんの一部を引っ張り出して並べてみます。

 「裏返してみる」「動物の顔を詠む」「ドラマを仕立てる」「天気予報をする」「強引に断定する」「名づけてしまう」…

 どうですか?
 目次の一部を眺めただけで、ハッと気付かされたような気になりませんでしたか?

 長い間俳句をやっているいと、「若い頃にも似たような俳句を作ったなあ…」と頻繁に感じるようになります。

 私もずっとそのような状態から抜け出せないでいましたが、この本と出合うことで、それまでの自分とは違った視点で、新鮮な俳句が詠めるようになってきたと感じています。

 俳句作者として10年ほど若返ることができたような、そんな気持ちになっています。

追記:
 著者のひらのこぼ氏は、他にも興味深い本をいくつか書いておられるので、以下に紹介しておきます。

俳句がどんどん湧いてくる100の発想法

俳句発想法 100の季語

俳句名人になりきり100の発想法





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posted by 凡茶 at 00:00 | Comment(0) | おすすめ・俳句の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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