春の季語<行事> 〜目次ページ〜

雛祭り
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        パソコン絵画

旧暦三月三日の上巳(じょうし)は、一月七日(人日)、五月五日(端午)、七月七日(七夕)、九月九日(重陽)とともに五節句の一つであり、雛人形を飾って祝う。これが雛祭り。春の季語である。桃の節句の別名もある。「五節句は全て旧暦で祝い、国民の祝日に。」これが筆者の持論である。


掲載季語(50音順)

<は行の季語>
針供養
雛祭り(ひなまつり)


≪おすすめ・俳句の本≫

新版20週俳句入門 藤田湘子著
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■ どこに出しても恥ずかしくない俳句を詠めるようになる本です

 昭和63年に出された旧版『20週俳句入門』があまりにも優れた俳句の指導書であったため、平成22年に改めて出版されたのが、この『新版20週俳句入門』です。

 この本は、
   〔型・その1〕 季語(名詞)や/中七/名詞
   〔型・その2〕 上五/〜や/季語(名詞)
   〔型・その3〕 上五/中七/季語(名詞)かな
   〔型・その4〕 季語/中七/動詞+けり

 の4つの型を、俳句を上達させる基本の型として、徹底的に読者に指導してくれます。

 これらをしっかり身につけると、どこに出しても恥ずかしくない俳句を詠めるようになるでしょう。

 王道の俳句を目指す人も、型にとらわれない斬新な俳句を目指す人も、一度は読んでおきたい名著です。





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posted by 凡茶 at 21:03 | Comment(0) | 春の季語(行事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


針供養(はりくよう) (春・冬の季語:行事)

     針祭り 針納め 針休み

針供養
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季語の意味・季語の解説
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 針を休ませるために針仕事を控え、折れた古い針があれば供養する行事。
 柔らかい豆腐やこんにゃくに刺すことで、日頃よく働いてくれる針や役目を終えた針をいたわる。

 供養する針は近くにある淡島神社に納めるが、その本社は和歌山県の加太の淡島神社である。
 関東では立春後の二月八日に行う地方が多く、中部以西では年内の十二月八日に行う地方が多いため、春季の季語としても、冬季の季語としても用いられる。

 針を持って神社に来る人はおおむね着飾っており、華やかな気分になる行事でもある。


季語随想
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 和裁、洋裁をなりわいとしている人は別として、一般家庭においては、針仕事などほとんどしない人が増えているのではないだろうか?
 私の子供の頃は、肘や膝に継ぎ当てをしている人が多かったが、今はほとんど見ない。
 家でところどころを縫ったような服は、今の時代、恥ずかしくて子や夫に着せられないのだろう。

 昔は、一着の服を何度も繕いながら大切に着続けたものだが、今は、流行が変わるたびに新しい服を購入し、古い服はどんどん捨てていく時代である。
 かつて針供養と言えば、毎日のように使う針を休ませてやる行事であったが、やがて、針供養の日は、ふだん使わない針に、たまには活躍の場を与えてやる、そんな日になってしまうのかもしれない。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 針供養という季語は、神社が用意した豆腐・こんにゃくに刺さるカラフルな待ち針、着飾ってそれを納めに来た婦人や職人、針に感謝する人々のまごころなどを、たった一言で連想させます。
 ですから、さりげない物やことがらを季語と取り合わせてやるだけで、十分味のある俳句になると思います。

  手荷物を花屋に預け針供養 (凡茶)

  結ひあげし幼馴染みや針供養 (凡茶)


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新版20週俳句入門 藤田湘子著
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   〔型・その1〕 季語(名詞)や/中七/名詞
   〔型・その2〕 上五/〜や/季語(名詞)
   〔型・その3〕 上五/中七/季語(名詞)かな
   〔型・その4〕 季語/中七/動詞+けり

 の4つの型を、俳句を上達させる基本の型として、徹底的に読者に指導してくれます。

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posted by 凡茶 at 03:57 | Comment(0) | 春の季語(行事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


雛祭り(ひなまつり) (春の季語:行事)

     雛(ひな) ひひな(ひいな) 雛人形
     紙雛 流し雛 桃の節句

雛人形(ひな人形)
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季語の意味・季語の解説
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 三月三日(上巳:じょうし)は雛祭り(ひなまつり)の呼び名で親しまれ、女の子のいる家は雛人形を飾る。
 桃の節句ともいわれる。

 紙で作った紙雛は、現在の雛人形の原型にあたる伝統的なもので、地方によっては災いとともに川に流したりする。これが流し雛である。


季語随想
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<1> 雛の顔
 私が生まれるのと入れ替わるように亡くなった母方の祖父は、着物に絵柄を描いたり、こけしに顔を描いたりする模様師という仕事をしていた。

 そんな祖父は、大きくて高価な雛飾りではなく、わりと小ぢんまりとした雛飾りを、あえて母に買い与えたらしい。

 その理由は、その雛の「顔」が最も気に入ったからとのこと。
 芸術家の祖父らしいエピソードである。

 一方、祖父の生まれ変わりであるはずの私は、ものの良し悪しを値段で判断するところがある。
 自分の感性に頼らず……。

<2> 雛飾りの色
 雛飾りには、お内裏様、お雛様(親王雛)、三人官女など様々な人形が置かれ、カラフルで美しい。

 そんな雛飾りにある様々な色の中で、特に雛飾りに格調を与えているのは、朱、黒、金の三色である。

 敷き布や雛の衣装などに用いられる朱、黒漆(くろうるし)を塗った置物や敷き板に見られる黒、装飾品や刺繍に見られる金は実に相性がよい。

 雛飾りに限らず、日本の多くの工芸品の中で、朱、黒、金の三色は見事に調和している。

 私が回転寿司屋なら、白身は朱の皿、鮪や光りものは黒の皿、うにやいくらのような新時代のネタは金の皿に乗せてレーンに流すだろう。
 寿司の味は3倍、店の品格は5倍高くなりそうだ。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 雛(ひな)、雛祭りという季語を俳句に詠むときは、季語の持つ晴れやかさや格調高さを強調したいと思います。
 江戸時代の俳人たちの作品が参考になるでしょう。

  草の戸も住み替る代ぞひなの家 (松尾芭蕉)

  雛祭る都はづれや桃の月 (与謝蕪村)

  掌に飾つて見るや雛の市 (小林一茶)
      掌=てのひら

 また、雛祭りは女性が美しく着飾る日でもありますから、艶めかしい俳句も多く見られます。

  消えかかる燈もなまめかし夜の雛 (大島蓼太)

  蝋燭のにほふ雛の雨夜かな (加舎白雄)
      蝋燭=ろうそく 雛=ひいな

  紙雛は花見る顔に書きにけり (夏目成美)

 私も、晴れやかさや格調高さと、しっとりとした艶めかしさの共存する俳句に挑戦してみました。
 うまくいったでしょうか?

  紙雛や古都の夕雨田に畑に (凡茶)
      夕雨=ゆうさめ 畑=はた


雛人形・雛祭りのお役立ち情報
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   ※真多呂人形様のホームページへリンクします。

雛人形を飾るとき

雛人形をしまうとき

雛人形の飾り方

雛人形の持ち道具の持たせ方

雛人形の種類

雛祭りの初節句マナーあれこれ

ひなまつりの祝い膳

次女、三女の雛人形は?

雛人形を子供に引き継いでも大丈夫?

ひな祭りの起源って?

雛祭りの別名「桃の節句」とは

雛人形の上手な買い方







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   〔型・その2〕 上五/〜や/季語(名詞)
   〔型・その3〕 上五/中七/季語(名詞)かな
   〔型・その4〕 季語/中七/動詞+けり

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