夏の季語<生活> 〜目次ページ〜

風鈴
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暑い盛りに、チリーンと鳴る音を聞いて涼をとるためのもの。軒などにつるしておくと、風が吹くたびに鈴が心地よく鳴る。夏の風鈴は、大切に守りたい日本文化の一つである。


掲載季語(50音順)

<か行の季語>
かき氷
草笛

<さ行の季語>
扇風機

<た行の季語>
田植


≪おすすめ商品≫

正風俳句かるた
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■ 「かるた」が開く俳句の扉!

 実は、「俳句かるた」が私(凡茶)と俳句の出会いでした。

 幼い頃、一茶の俳句を集めたかるたを親に買ってもらい、絵札のユーモラスなイラストが気に入って、繰り返し遊んだことを覚えています。
 そして、自然と一茶の俳句が好きになっていきました。

 その記憶があったから、大学で俳句会勧誘の貼りビラを見たとき、迷わず、入会を決めることが出来たのだと思います。

 ここで紹介している「正風俳句かるた」は、私が子どもの頃買ってもらったかるたではありませんが、季節感あふれる美しい絵札はきっと子どもたちの関心を引き付けることでしょう。

 また、実際に読みきかす俳句を含め、同じ文字で始まる四季の俳句を並べた字札は、きっと子どもたちの前に、俳句の扉を自然と開いてくれることでしょう。

 あるいは、童心に帰って、俳句仲間とかるたを楽しんでみるのもいいかもしれません。いい運動にもなりますしね。



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posted by 凡茶 at 18:04 | Comment(0) | 夏の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


田植 (夏の季語:生活)

     田植え 田植ゑ 田を植う
     早乙女(さおとめ・さをとめ) 田植女(たうえめ) 
     田植唄 早乙女唄 田植組 寄合田植(よりあいたうえ)
     立人(たちうど) 田人(たうど)
     田主(たぬし) 太郎次(たろうじ)
     田植飯(たうえめし) 田植肴(たうえざかな)
     田下駄 田植笠 田植蓑 田植布子(たうえぬのこ)
     花田植 大田植


早乙女による田植え
24夏の季語・生活・田植え【イラスト】.jpg
        パソコン絵画


● 季語の意味・季語の解説

 日本は古くから稲作を生活と文化の基礎としてきた国であり、瑞穂(みずほ)の国という美称を持つ。

 その瑞穂の国において、田植えは稲刈りと並ぶ重要な作業であり、また、神事でもある。

 ゆえに田植と言う季語には、多くの副題が存在する。
 いくつか紹介しよう。

 早乙女(さおとめ・さをとめ)は、苗代で育てた早苗を本田に植え付ける女衆である。今でも神事として行われる田植では、手甲・脚絆に赤いたすきをかけ、菅の笠を被った昔ながらの早乙女姿を見ることができる。

  早乙女の見に行く宮の鏡かな (池西言水)

  早乙女の夕べの水に散らばりて (高野素十)

  早乙女の裾を下して羞ぢらへり (山口誓子)

 多くの歳時記では、早乙女を田植から独立した季語として扱っている。

 田植女(たうえめ)は、田植をする女、田植のために雇った女などを広く指す言葉である。早乙女という季語からは「女性の艶」を感じるが、田植女からは、汗水たらして田を植える女たちの息づかいを感じる。

  田植女のころびて独りかへりけり (加藤暁台)

  田植女の手にひらひらと鮒あたり (高野素十)

  田植女の誰も火がまつ家路あり (福田甲子雄)

 田植唄・早乙女唄は、豊作を祈願して田の神に捧げる唄である。田植唄・早乙女唄には、田植の仕事を楽しく感じさせる効果もあろう。

  風流の初やおくの田植うた (松尾芭蕉)
      初=はじめ。

  早乙女やよごれぬものは歌ばかり (小西来山)

  勿体なや昼寝して聞く田植唄 (小林一茶)
      勿体なや=もたいなや。

 芭蕉の句は、奥の細道の中の作品。
 白河の関を越えて陸奥に入った所で「ああ、いよいよ陸奥の旅がはじまるなあ」と、感慨に浸って詠んだ句。

 田植組・寄合田植は、協同で田植を行う数戸から数十個よりなる一組。かつての農村社会では、田植は集落ぐるみで行う作業であった。

 立人(たちうど)は、かがんで苗を植える女衆(早乙女・田植女)に対し、代かき(水を張った田の土くれを砕き均す作業)や苗打ち(田へ苗束を投げて配る作業)などの力仕事を立って行う男衆を指す。

 田主(たあるじ)は、田人(たうど:早乙女や立人など、実際に田植の作業に従事する人々)に対し、田植を監督する立場の者で、田植唄の中では訛って太郎次(たろうじ)などと呼ばれる。

 田植飯(たうえめし)は、年神に供えた割木を薪にして焚いた飯を田の神と共に食べる行事であり、豊作祈願の神事である。「おなり」「おなりど」などと呼ばれる美しい装いの女性が田まで食事を運ぶ。

 田植肴(たうえさかな)は、田植飯に添えた肴や海藻などの塩蔵品・乾物。

 田下駄(たげた)は、水田の泥に足が沈まないように工夫された面積の広い下駄であり、これだけで夏の季語となる。

 田植布子(たうえぬのこ)は、降雨などで肌寒い時に着る綿の入った防寒衣である。

 季語:田植の副題として上に掲げた多くの語は、機械化によって農作業が家族単位で行われるようになるのに従い、実際には使われなくなってきているが、中国山地などで伝承されている花田植・大田植(笛、太鼓、鉦などを鳴らしながら村ぐるみで行う田植の行事)には、古い形式が残されている。


● 自句自解

 ずいぶん前に次のような俳句を作り、はじめは結構気に入っていた。

   米軍機刺さりゆく空田植飯

 しかし、この句を詠んだ当時の私は、田植飯が神饌、すなわち、田の神と人々が一緒にとる食事を指す言葉であるとは知らなかった。

 そのため、田植の場で休憩を兼ねて食べる弁当のようなイメージで、田植飯という季語を用いていた。

 田植飯という言葉の真の意味を知ってから上の句を読み返すと、やはり、自分が描きたかった世界を描けているとは思えない。

 そこで田植飯という座五を、田植笠や田植唄に置き換えてみたが、いまひとつピンと来ない。

 そんなわけでこの句は、不満の残る姿のまま、しばらく俳句手帳の中に放置されていた。

 しかし近年、俳句の作り方という姉妹サイトを書き始め、切字関連の記事を書くための勉強をしたためか、ここに来て、ようやく納得の一句に生まれ変わらせることができた。

  米軍機深空へ刺さる田植かな (凡茶)
      深空=みそら。

 「かな」という切字は、切れの直後のじんわりとした余韻が味わえて良い。


● 古今の俳句に学ぶ季語の活かし方

 田植の風景を美しく詠んだ俳句は、読者を、初夏から仲夏にかけてのみずみずしい空気を吸ったあとのような、清々しい気分にさせてくれます。

  遠里や二筋三筋田植笠 (大島蓼太)

  やさしやな田を植るにも母の側 (炭太祇)
      植る=「ううる」と読む。側=そば。

  何もかも映りて加賀の田植かな (飴山實)

  山国に光いくまい田植すむ (鷲谷七菜子)

 一方、黙々と田を植える人々を詠んだ俳句、すなわち、生きる糧を得るために一生懸命働いている姿を詠んだ俳句からは、緊張感のようなものが伝わってきます。

  田を植ゑるしづかな音へ出でにけり (中村草田男)

  一日中一人湖北の田植かな (細見綾子)

  塔映りゐるを知らずに田を植うる (津田清子)

 また、水田の水や泥の感触が伝わってくるような俳句を詠めば、五感で楽しめる力強い作品に仕上がるでしょう。

  離別れたる身を踏み込んで田うゑかな (与謝蕪村)
      離別れたる=「さられたる」と読む。

  田植あと昼寝の蹠やはらかし (加藤楸邨)
      蹠=あうら。足の裏のこと。

  田を植ゑてあがるや泳ぎ着きし如 (橋本多佳子)

  ゴム靴を深々と刺し田植衆 (角川春樹)



≪おすすめ歳時記(初心者向け)≫

今はじめる人のための俳句歳時記 新版 
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■ 初心者のことを本当にわかっている歳時記です!


 これから俳句を始めてみようと思っている人、今後俳句を続けるかまだ決めかねているけど、とりあえず始めてみた人などのための歳時記です。

 @まず最初に使いこなせるようになりたい重要季語に的を絞っている、
 A覚えておきたい名句が例句として採用されている、
 B俳句Q&A・句会の方法など、初心者の知りたい情報を巻末にまとめてある、
 Cコンパクトで持ち運びに便利、
 D値段がお手頃


 …等、初心者がはじめに手元に置くには、最適の特徴を備えた歳時記です。

 「私が初学の頃にも、こんな歳時記があったらよかったのに…」と思える一冊です。



≪おすすめ歳時記(初心者&上級者向け)≫

合本俳句歳時記 第四版
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■ 春夏秋冬・新年… コンパクトな一冊に日本の四季が詰まっています!


 合本俳句歳時記は、持ち運びに便利なサイズで、値段も手頃なのに、春夏秋冬・新年、全ての季節の季語が掲載されています。

 大学の俳句会に参加するようになった私が、初めて買った歳時記も合本俳句歳時記でした。

 踏青(春の季語)、薄暑(夏の季語)などそれまで知らなかった言葉や、髪洗ふ(夏の季語)、木の葉髪(冬の季語)など意外な季語と出会うことができ、毎晩、夢中になってページをめくったことを覚えています。

 当時の私が買ったのは第二版でしたが、左の『合本俳句歳時記・第四版』は、季語の解説や掲載されている類語がさらに充実し、初心者にも上級者にもお薦めです。
 これから俳句に誘ってみようと思っているお友達へのプレゼントにも最適です。



≪おすすめ歳時記(上級者向け)≫

カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版
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■ 写真・絵の豊富な大歳時記です!


 『カラー版 新日本大歳時記』は、かつて春・夏・秋・冬・新年の全5巻に分けて発売され、大ベストセラーとなった歳時記です。

 “愛蔵版”は、その内容が一冊にまとめられたもので、購入しやすい値段となりました。

 この歳時記は、季語の詳しい解説や古今の名句に加え、写真や絵も豊富に掲載されていて、俳句の勉強になるのはもちろんのこと、鑑賞していて飽きない芸術性の高い一冊でもあります。

 私は、愛蔵版が出る前の全5巻を持っているのですが、この歳時記のおかげで俳人としてスキルアップし、かつ、日本の風土と文化の素晴らしさを再確認することができました。
 この歳時記は、私の俳句生活におけるかけがえのないパートナーであり、大切な財産でもあります。




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posted by 凡茶 at 17:31 | Comment(0) | 夏の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


かき氷 (夏の季語:生活)

     氷水(こおりみず・こほりみづ) 夏氷 
     宇治金時

かき氷(宇治金時)
24夏の季語・生活・かき氷.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 削った氷に、甘いシロップをかけた夏を代表する甘味。
 かつては、鉋(かんな)で氷を削って作った。

 赤いイチゴ味、緑のメロン味、黄色のレモン味などが定番だが、最近はハワイアンブルーのシロップをかけたかき氷も見られる。

 様々な種類のかき氷がある中で、抹茶のシロップとゆで小豆をかけた宇治金時は、その王者と言える。
 白玉を載せたり、練乳をかけたりしても美味しい。

 通は、無着色のシロップをかけたスイ(みぞれ)を好む。

 古い俳句には、「かき氷」の呼称を用いず、「氷水」の呼称を用いたものが多い。
 実際、多くの歳時記は、今でも「氷水」を正規の季語とし、「かき氷」を副題としている。

 なお、副題の「夏氷」は、冬の季語「氷」と区別するための呼び方。


季語随想
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 本物の抹茶を惜しげなく使ったシロップをかけ…
 自家製のゆで小豆をたっぷり載せ…
 ぷるぷるの白玉を二つ三つ添え…
 濃厚な練乳をたっぷりと垂らす…

 そんな宇治金時があれば、まさに究極のかき氷と言えるだろう。

 実は、ある観光地で、これに近いかき氷と出会ったことがある。
 一杯千円近くしたが、たしかに絶品で忘れられない味であった。

 以来、私は、旅先などでかき氷を食べたくなると、時間がかかっても、この手のかき氷を置いていそうな店を、わざわざ探して回るようになった。
 炎天下を付き合わされる同行者にとってはさぞ迷惑な話である。

 究極にこだわる凝り性の人間は、そうでない人間にとっては、実に面倒くさく、扱いづらい存在である。
 私のこだわりは、たぶん周りの人にたびたび厄介な思いをさせているに違いない。

 でも、このこだわり、凝り性がなくなったら、私は俳句なんて創れなくなってしまうような気がする。 


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 かき氷は、じりじりと照りつける太陽から逃れ、店の中や長い庇(ひさし)の下などで賞味します。
 ですから、かき氷は、「市井の中の陰(かげ)」の似合う甘味であると言えるのではないでしょうか。

 私は、かき氷の俳句を詠むときは、「市井の中の陰(かげ)」をいかに味わい深く、あるいは面白く表現するかに、意識を集中させます。

  落日を城の隠せりかき氷 (凡茶)

  色褪せし女優笑む壁かき氷 (凡茶)

  黒板のおすすめに誤字かき氷 (凡茶)



≪おすすめ商品≫

CASIO Ex-word 電子辞書
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■ 俳句関連の充実した電子辞書です!


 以前は、句会・吟行といえば、辞書や歳時記などを持参しなければならず、これが結構重いものでした。

 しかし、今は歳時記入りの電子辞書が登場したおかげで、ずいぶん持ち物が軽くなりました。

 例えば、左の電子辞書には、次の歳時記が納められています。

   
現代俳句歳時記
   ホトトギス俳句季題便覧
   合本俳句歳時記第三版

 俳人にとっては実にありがたいですね!

 また、この電子辞書には、歳時記の他にも、各種の辞典文学作品等、さまざまなコンテンツが収められていて、とにかく飽きません。
 世の中便利になったものです。



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posted by 凡茶 at 01:19 | Comment(0) | 夏の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


草笛 (夏の季語:生活)

     くさぶえ

24夏の季語・生活・草笛.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 草木の葉を唇に当てて吹くと、鋭い音が出て、簡単な楽曲なら奏でることができる。
 これを草笛という。
 
 名人は椎(シイ)、樫(カシ)、楠(クスノキ)といった照葉樹(葉に光沢のある常緑広葉樹)の葉を草笛に用いることが多い。
 ただし、本格的な演奏は無理にしても、蒲公英(タンポポ)の葉、虎杖(イタドリ)の葉など、道端の草の葉でも草笛は楽しめる。

 草笛は四季を問わず吹くことができるが、俳句では夏の季語とされている。
 遊び心から、ちょいと葉を摘み取って鳴らしてみたくなるのは、最も緑が豊かな夏だということなのかもしれない。


季語ばなし
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 他人に対して怒りを抱きやすい私の愚痴を、嫌がりもせずに聞いてくれる友がいた。
 でも彼は、人間関係をよくするための解決策などを私に与えるようなことはしない。
 私の言葉に耳を傾け、うなずき、怒りや悔しさ、不安などを理解してくれるのであった。
 
 それで十分であった。
 彼に愚痴を聞いてもらっていると、ものの五分もしないうちに、気持ちが楽になってしまう。
 なんだか、せっかく彼といる時間を、愚痴で費やしてしまうのが馬鹿らしくなってくる。
 
 愚痴の時間が終わると、彼はよく緑いっぱいの川原で草笛を聞かせてくれた。
 歌謡曲も、童謡も、上手に奏でてくれる。

 草笛の吹けない私は、彼の演奏に合わせて下手な歌をうたう。
 ますます気分が軽くなり、さっきまで抱いて怒りが、屁のようにつまらないものに思えてくる。

 あの青春時代から、もう、だいぶ長い年月が過ぎた…。

 時折道端などで適当な草葉を見つけると、彼の草笛を思い出す。
 当時の私は、自分の心の内を聞いてもらうばかりで、彼から話を聞くことなどほとんどなかった。

 彼はどうしてあんなに草笛を上手に吹けるようになったのだろう?
 そういう肝心なことを、私は何にも聞かないままでいる。

 せめて、草笛の吹き方だけでも彼から習っておいたら、淋しい時間をそれとなく埋めることもできただろうに。


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 草笛という季語からは、材となる葉を与えてくれた草木の緑を連想します。
 そして、その緑を育んだ太陽と、草笛を吹いてみたいという気持ちにさせてくれた風や空を連想します。

 しかし、草笛という季語には、どこか「ものがなしさ」を感じます。
 おそらく、その音色のためでしょう。

 私は、草笛を季語に俳句を作る時は、その「ものがなしさ」を大切にして詠むようにしています。

  草笛や疏水の底の五円玉 (凡茶)
      疏水=そすい。人が作った川。水路。

  草笛や旅知らぬまま女工老ゆ (凡茶)



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正風俳句かるた
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■ 「かるた」が開く俳句の扉!

 実は、「俳句かるた」が私(凡茶)と俳句の出会いでした。

 幼い頃、一茶の俳句を集めたかるたを親に買ってもらい、絵札のユーモラスなイラストが気に入って、繰り返し遊んだことを覚えています。
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 また、実際に読みきかす俳句を含め、同じ文字で始まる四季の俳句を並べた字札は、きっと子どもたちの前に、俳句の扉を自然と開いてくれることでしょう。

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posted by 凡茶 at 01:27 | Comment(0) | 夏の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


扇風機 (夏の季語:生活)

     せんぷうき

扇風機
24夏の季語・生活・扇風機【イラスト】.jpg
        パソコン絵画


季語の意味・季語の解説
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 電気の力ではねを回し、涼を求める人に風を送る機械。
 クーラーの普及で扇風機を置かない家も増えてきたが、田舎の古い家や都会の安アパートでは今でも大活躍している。 


季語随想
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 私の家には未だクーラーが無い。

 私の家は標高800mの高冷地にあり、真夏でもそれなりに涼しいというのが一つ目の理由。
 クーラーは高くて買う気にならないというのが二つ目の理由。

 そして三つ目にして最大の理由は、私は扇風機の風が大好きなのである。

 子供の頃、遊んで帰ってくると棒付きのアイスをしゃぶりながら、扇風機の風で汗を乾かした。
 この時間が大好きだった。

 今でも、扇風機の前に横たわって、体の熱を冷ましている時間は、騒がしかった頭の中がだんだん暇になって、ひたすらボーッとすることができる。
 さすがに子供の頃のように、強風ボタンを押したまま何時間でも涼んでいるということはなくなったが。 


季語の用い方・俳句の作り方のポイント
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 扇風機という季語は、風を得に来た人の汗など、真夏のさまざまな事物を連想させる力を持っています。

 さらに、クーラーが普及した近年は、扇風機は古い民家やアパートに残っていることが多く、レトロなイメージも帯びています。

 ですから、あまり凝った言葉や表現にこだわらず、見たままの景を写生するだけで、夏の庶民生活が生き生きと伝わる俳句ができると思います。

  ゆりかごに向けて昭和の扇風機 (凡茶)



≪おすすめ・俳句の本≫

俳句の宇宙 長谷川櫂著
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■ 俳句は深くて、面白いなあ… 心からそう思えた本でした!


 最も私の心をとらえたのは第四章「間について」
 この章を読み、俳句の「切れ」を「間」と捉え、その「間」をじっくり味わおうとするようになってから、既に目にしていた名句が、それまでとは違って見えてくるようになりました。

 また、第七章「宇宙について」も、面白くてあっという間に読んでしまいました。
 この章で、「造化」というものに関する著者の考え方を読んでから、芭蕉の時代の句に接する際は、その句が生み出される場としての「造化」というものを読み取ってみようと意識するようになりました。
 もちろん、私ごときが読み取ろうと思って読み取れるような浅いものではないのですが…

 とにかくこの本は、
 「自分が足を踏み入れた俳句の世界は、どこまでも深いんだなあ。そして、深みに潜れば潜るほど、新しい面白みに接することができるんだなあ… 」
 そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。



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posted by 凡茶 at 01:31 | Comment(0) | 夏の季語(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする