ちちのひ
パソコン絵画季語の意味・季語の解説============================== 父の日はアメリカから伝わった行事で、6月の第3日曜日があてられる。
父に男手ひとつで育てられたジョン.ブルース.ドット夫人という女性が、母の日があるのなら父の日もあっていいと、牧師らに働きかけることで始まったらしい。
よい話である。
日本でもだいぶ定着してきたが、まだ母の日ほどの存在感はないように思える。
季語随想============================== アメリカではバラを贈るのが父の日の習いのようである。
この慣習は、父の日の提唱者ドット夫人が、父の墓前に白いバラを供えたことに由来するらしい。
日本では母の日のカーネーションほど浸透していないので、この慣習が尊重され、早く一般に浸透したらよいと思っている。
ところで、日本では、母の日と比べて、父の日にはどうしてもマイナーな感があるのは否めない。
そこで、バラを贈ること以外に、もう一つ父の日を象徴する日本ならではの慣習があったら面白いのではないか?
バレンタインデーのチョコレートの贈与のような、日本独自の習わしである。
例えば、父の日には、パパたちが日ごろは恥ずかしくてレストランで頼めないパフェを子供が作ってあげるなんてのはどうか。
父の日イコール、パフェの日なんて夢があると思うのだが。
季語の用い方・俳句の作り方のポイント============================== 俳句はわずか17文字の文芸ですから、父の日の俳句を詠む場合、「父の日」という季語と取り合わせるものに託して、「父」の生き様・人生を連想させたいものです。
無論、この場合の父は自分の父に限らず、知人、全くの他人、あるいは自分自身であっても構わないでしょう。
父の日や歌声喫茶の狭きドア (凡茶)
父の日や形見の服の皆小さき (凡茶)
小さき=ちさき
≪おすすめ・俳句の本≫新版20週俳句入門 藤田湘子著
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〔型・その2〕 上五/〜や/季語(名詞)
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